代表の佐々木です。
「失敗してはいけない」
多くの人がそう思っています。
もちろん、安全に関わることは別です。
通信工事や電気工事の現場では、高所作業や重量物作業、高圧設備の取り扱いなど、命に関わる危険もあります。
だからこそ安全ルールは絶対です。
しかし私は、仕事における成長という視点で見ると、
「失敗しない人」
よりも、
「失敗から学ぶ人」
の方が成長すると考えています。
実際、アクトで活躍している社員も最初から何でもできたわけではありません。
異業種から転職してきた社員もいます。
ペンキ屋から転職し、現在は安全責任者として活躍している社員もいます。
しかし、その社員も最初から完璧だったわけではありません。
施工品質の基準が分からない。
現場ごとのルールが分からない。
求められているレベルが分からない。
様々な指摘を受けながら、一つひとつ改善してきました。
そして今もなお成長途中です。
私はそこに価値があると思っています。
人は成長すると、失敗しなくなるわけではありません。
成長すると、
失敗に対する向き合い方が変わります。
例えば現場で問題が起きた時。
成長が止まる人は、
「自分は悪くない」
「環境が悪い」
「誰々のせいだ」
という考え方になりがちです。
一方で成長する人は、
「自分に改善できることはなかったか」
を考えます。
もちろん、他人や環境に原因があることもあります。
しかし他人はコントロールできません。
コントロールできるのは自分自身の行動だけです。
だからこそ私たちは、
問題が起きた時ほど改善点を探します。
実はこれは会社経営も同じです。
過去、アクトも様々な課題を経験してきました。
現場での指摘。
離職。
品質課題。
安全課題。
そのたびに私たちは考えました。
なぜその現象が起きたのか。
原因はどこにあるのか。
すると見えてきたのは、
現象には必ず原因がある
ということです。
例えば安全。
以前より安全文化が強くなったのは偶然ではありません。
安全対策を徹底する。
危険を予測する。
ルールを守る。
妥協しない。
そうした行動を積み重ねた結果として現場の安全レベルが上がってきました。
結果だけを見れば、
「事故が減った」
かもしれません。
しかし本当に見るべきなのは、その結果を生み出した行動です。
私は人事考課制度を作る時も同じことを考えていました。
評価したいのは結果だけではありません。
実行です。
知識を持っているだけでは意味がありません。
安全を知っている。
品質を知っている。
それだけでは現場は良くなりません。
実際に行動できるか。
現場で実践できるか。
そこが重要です。
だからアクトの評価制度では、
知識だけでなく実行を重視しています。
また、未経験者が成長しやすいように技術習得チェックリストも整備しています。
建設業界では、
「見て覚えろ」
という文化が残っている会社もあります。
しかし私はそれだけでは不十分だと思っています。
何を覚えるべきか。
次に何を目指すべきか。
何ができれば成長なのか。
それが見えなければ人は不安になります。
だからアクトでは段階的な成長テーマを設定しています。
最初は安全ルール。
高所作業ルール。
脚立ルール。
玉掛ルール。
そこから少しずつ技術を覚えていきます。
そしてチェックリストを埋めながら成長していきます。
重要なのは、
完璧を目指すことではありません。
成長を止めないことです。
実際、成長が早い人には共通点があります。
向上心がある。
成長願望がある。
指摘を改善材料として受け取れる。
そして何より実行する。
逆に成長が止まる人は、
現状に満足してしまいます。
ネガティブな発言が増えます。
挑戦を避けます。
行動が減ります。
結果として差が生まれていきます。
私はよく、
現状維持は衰退
という話をします。
これは会社も同じです。
人も同じです。
昨日より少しでも良くなる。
少しでも学ぶ。
少しでも実行する。
その積み重ねが成長になります。
通信工事や電気工事はインフラを支える仕事です。
高い技術が求められます。
しかし本当に重要なのは、
学び続ける姿勢です。
完璧な人はいません。
私自身も成長途中です。
社員も成長途中です。
会社も成長途中です。
だからこそ私たちは、
失敗しない組織ではなく、
失敗から学び続ける組織を目指しています。
それが結果として、
安全につながり、
品質につながり、
お客様満足につながり、
社員の成長につながると考えています。
そしてこれからも、
技術と人間性の両方を高めながら、
価値ある人間、
価値ある組織、
価値ある仕事を追求していきます。