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日別アーカイブ: 2026年7月12日

「仕事を覚える順番」がある会社は強い。未経験者が最短 で成長できる環境づくりとは

代表の佐々木です。
未経験者が建設業で成長するために本当に必要なのは、才能ではなく「仕事を覚える順番」です。
アクトではACT人材開発モデルと技術チェックリストを活用し、一歩ずつ着実に成長できる環境づくりを進めています。
今回は人材育成の考え方を経営者の視点からお伝えします。

私はこれまで数多くの採用面接を行ってきました。

その中で、未経験の方からよく聞く言葉があります。

「自分にできるか不安です。」

その気持ちは、とてもよく分かります。

建設業は専門的な仕事です。

工具も分からない。

材料も分からない。

専門用語も分からない。

「何から覚えればいいのか分からない。」

未経験であれば、それが普通です。

実は私自身も、建設業界へ入った頃は同じでした。

先輩たちは忙しそうに仕事をしています。

現場では専門用語が飛び交います。

「これ持ってきて。」

と言われても、何を持っていけばいいのか分からない。

質問することにも勇気が必要でした。

今振り返れば、「覚えられなかった」のではありません。

「覚える順番が分からなかった」のです。

この経験が、今のアクトの人材育成につながっています。

私は経営者になってから、「人が育つ会社」を本気でつくりたいと思いました。

そのために最初に考えたのは、「どう教えるか」ではありません。

「どんな順番で成長していくか」でした。

例えば、小学校では、いきなり方程式は学びません。

まずは数字を覚えます。

次に足し算や引き算を学びます。

その積み重ねがあるからこそ、難しい問題も解けるようになります。

建設業も同じです。

最初から高度な施工ができる人はいません。

まずは安全ルールを知る。

工具の名前を覚える。

材料を知る。

その積み重ねがあるからこそ、技術は身についていきます。

だからアクトでは、仕事を覚える順番を明確にしています。

ACT人材開発モデルでは、メンバーグレードを五つの段階に分けています。

「知る」

「分かる」

「行う」

「出来る」

「分かち合う」

さらに、技術習得チェックリストを整備し、「今どこまでできていて、次は何を目指すのか」が一目で分かるようにしています。

私は、この「見える化」がとても大切だと思っています。

ゴールが分からなければ、人は努力の方向を見失ってしまいます。

しかし、次の目標が明確であれば、一歩ずつ前へ進むことができます。

実際、今年六月に実施した半期評価では、その効果を改めて実感しました。

約九割の社員が昇格・昇給しました。

もちろん、簡単に評価したわけではありません。

技術習得チェックリストと日々の行動を確認し、一人ひとりの成長を丁寧に評価した結果です。

私が一番嬉しかったのは、社員が自分の成長を実感していたことでした。

「次はこの技術を覚えたいです。」

「この項目をクリアできるように頑張ります。」

以前よりも、自ら目標を口にする社員が増えました。

私は、人は「やらされる」と続かないと思っています。

「自分で目標を持つ」からこそ、成長は加速します。

だから私たちは、評価のための制度ではなく、成長するための仕組みをつくっています。

その考え方は、現場にも表れています。

最近では、翌日の現場で使う資材を、自分の仕事ではないのに準備してくれる社員が増えてきました。

誰かに頼まれたわけではありません。

「明日困らないように。」

その一言で行動しています。

こうした姿を見るたびに、「組織が少しずつ変わってきた」と感じます。

技術はもちろん大切です。

しかし、私はそれ以上に「仲間のために行動できる人」が増えることを嬉しく思います。

それが結果として、お客様へのサービス品質にもつながるからです。

先日行ったリーダー会議でも、「どうすればもっと質の高いサービスを提供できるか」が大きなテーマになりました。

利益を追いかけることよりも、お客様満足を高めること。

そのために、現場の段取りや働き方を見直し、時間に余裕を持って帰社できる環境をつくること。

私はリーダーへ、「一緒に考えてほしい」と伝えました。

現場を知っているのは、現場で働く仲間たちです。

だからこそ、改善も一緒につくっていきたいと思っています。

そして、今年度からは社外研修にも力を入れます。

リーダーシップ。

マネジメント。

人との関わり方。

建設業は技術職ですが、技術だけで組織は成長しません。

人として成長し、仲間を支えられる人が増えることで、組織はさらに強くなります。

私は、建設業界をもっと魅力ある業界にしたいと本気で考えています。

だからこそ、未経験者にも、女性にも、異業種から挑戦したい人にも、「ここなら成長できる」と思っていただける環境をつくり続けたい。

建設業は、「見て覚える時代」から、「成長を設計する時代」へ変わっていくべきだと私は考えています。

仕事を覚える順番が明確になれば、人は安心して挑戦できます。

安心して挑戦できれば、行動が変わります。

行動が変われば、成長します。

その成長が、お客様へ届けるサービスの質を高めます。

私は、その積み重ねこそが、会社の価値であり、建設業の未来をつくる力になると信じています。

人が育てば、組織は変わる。

組織が変われば、お客様へ届けられる価値が変わる。

その価値が、建設業の未来を変えていく。

私たちアクトは、人づくりを通じて社会へ価値を届け続けます。