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月別アーカイブ: 2026年7月

「早く帰ろう」では現場は変わらない。私たちが”時間の 余裕”より先に”品質”を考える理由

代表の佐々木です。

残業を減らすことだけが働き方改革ではありません。建設業で本当に大切なのは、サービス品質を高めた結果として時間の余裕が生まれることです。
今回はアクトがリーダー会議で共有している考え方と、人づくりを軸にした組織づくりについてお伝えします。

「働き方改革」

この言葉を耳にする機会が増えました。

残業時間を減らす。

休日を増やす。

有給休暇を取得しやすくする。

もちろん、どれも大切なことです。

しかし、私は経営者として一つ疑問を持っていました。

本当に目指すべきものは、「早く帰ること」なのでしょうか。

もし仕事の品質が変わらないまま勤務時間だけ短くなれば、お客様へのサービスはどうなるのでしょう。

現場で慌てることが増え、安全性は保たれるのでしょうか。

私は、そのような働き方を目指したいとは思いませんでした。

先日、アクトではリーダー会議を行いました。

話し合った内容は、売上目標や利益目標だけではありません。

「どうすれば、お客様へ今より質の高いサービスを提供できるのか。」

「どうすれば、安全をさらに高いレベルで実現できるのか。」

「どうすれば、現場から余裕を持って帰社し、その後の業務も落ち着いて行える環境をつくれるのか。」

そんなテーマについて、リーダー全員で意見を出し合いました。

私が会議の中で一番伝えたかったことがあります。

それは、

「みんなで一緒に考えてほしい。」

ということでした。

「残業を減らせ。」

「もっと早く終わらせろ。」

そう指示することは簡単です。

しかし、それでは一時的に数字が変わるだけで、根本的な改善にはつながりません。

私たちが本当に目指しているのは、現場の品質が向上した結果として、時間にも心にも余裕が生まれる状態です。

だから私は、リーダーへ命令するのではなく、一緒に考える仲間として力を貸してほしいと伝えました。

現場のことを一番知っているのは、毎日現場へ出ているリーダーたちです。

どこに無駄があるのか。

どこを改善すればもっと安全になるのか。

どんな準備をすれば手戻りを減らせるのか。

その答えは、現場にあります。

だからこそ、一人の経営者だけで考えるのではなく、リーダー全員が知恵を出し合うことが大切だと考えています。

私は以前、「利益よりも質を判断基準にしたい」と話しました。

この考え方は今も変わりません。

もちろん、会社として利益は必要です。

社員の給与も、設備投資も、教育への投資も、利益がなければ続けることはできません。

しかし、利益だけを追いかけ始めると、判断を間違えることがあります。

無理な工程を組む。

人数を減らす。

準備を省略する。

確認を急ぐ。

こうした小さな積み重ねが、品質の低下や安全上のリスクにつながる可能性があります。

私たちは、そのような組織にはしたくありません。

だから判断に迷ったときは、「お客様へより良いサービスを提供できるか」「安全を高められるか」という視点を大切にしています。

私は、良いサービスとは「速い施工」だけではないと思っています。

丁寧に説明すること。

整理整頓された現場を維持すること。

周囲へ配慮すること。

仲間同士で声を掛け合うこと。

危険を見つけたら立ち止まること。

これらもすべて、良いサービスの一部です。

そして、その積み重ねがお客様からの信頼につながります。

実際に私たちは、お客様から「安全への取り組みが素晴らしいですね」「説明が分かりやすく安心できました」といった言葉をいただくことがあります。

その言葉を聞くたびに、「質を大切にしてきて良かった」と感じます。

もう一つ、私には実現したいことがあります。

社員には、仕事だけで人生を終えてほしくありません。

家族との時間を大切にしてほしい。

趣味を楽しんでほしい。

休日にはしっかり休んでほしい。

心にも時間にも余裕を持ってほしい。

しかし、それは「今日は早く帰ろう」と言うだけでは実現できません。

現場の品質が高まり、手戻りが減り、段取りが良くなり、チームワークが向上する。

その結果として、余裕が生まれる。

私は、その順番が大切だと考えています。

だからアクトでは、人づくりに力を入れています。

ACT人材開発モデルを整備し、成長の道筋を明確にしました。

現場へ出る前には研修を行います。

半年ごとの評価では、知識だけではなく実行できているかを確認します。

今年度からは、リーダーシップやマネジメント、人との関わり方を学ぶ研修にも取り組みます。

技術だけでは、良い組織はつくれません。

人が成長するからこそ、組織は成長します。

組織が成長するからこそ、お客様へ届けられる価値が大きくなります。

私は、建設業はもっと魅力ある仕事になれると信じています。

ただ工事をする会社ではなく、人が成長し、仲間を支え、お客様へ価値を届ける会社が増えていけば、建設業全体のイメージも少しずつ変わっていくはずです。

そのために、私たちは今日もリーダーと対話を続けます。

命令ではなく、一緒に考える。

責めるのではなく、改善する。

利益だけを見るのではなく、品質という本質を見つめる。

その積み重ねが、社員の人生を豊かにし、お客様の満足につながり、社会から必要とされる組織をつくっていくと信じています。

人が育てば、組織は変わる。

組織が変われば、お客様へ届けられる価値が変わる。

その価値が、建設業の未来を変えていく。

私たちアクトは、人づくりを通じて社会へ価値を届け続けます。

【未経験だからこそ活躍できる】飲食店・プログラマー・ 製薬会社…異業種から建設業へ挑戦した社員たち

代表の佐々木です。突然ですが建設業は経験者しか活躍できないと思っていませんか?アクトでは飲食店、製薬会社、プログラマー、映像制作、広告代理店など異業種から転職した社員が数多く活躍しています。
今回は未経験から成長できる理由と、ACT人材開発モデルによる育成についてご紹介します。

「建設業は経験がないと難しいですよね?」

採用面接で、本当によくいただく質問です。

私は毎回こうお伝えしています。

「確かに簡単な仕事ではありません。しかし、未経験だから無理ということはありません。」

その理由は、これまで多くの未経験者がアクトで成長してきたからです。

実際にアクトへ入社した社員の前職は、本当にさまざまです。

飲食店。

製薬会社。

インフルエンサー広告代理店。

プログラマー。

映像制作。

塗装業。

溶接工。

電気工事とはまったく関係のない業界から転職し、今では現場の第一線で活躍している社員がいます。

私は、この事実こそが「人は成長できる」という何よりの証明だと思っています。

もちろん、最初から順調だったわけではありません。

工具の名前が分からない。

材料の種類が覚えられない。

現場で飛び交う専門用語についていけない。

未経験であれば、それが当たり前です。

だから私たちは、「知らないこと」を責めません。

問題なのは、知らないことではなく、「何を学べば成長できるのか」が分からない状態だと考えています。

実は私自身も、建設業へ入った頃は同じでした。

何を覚えればいいのか分からない。

誰に聞けばいいのか分からない。

現場へ出て怒られながら仕事を覚える毎日でした。

だからこそ会社を経営する立場になった今、「昔と同じ育て方はしたくない」と考えるようになりました。

そこで整備したのが、ACT人材開発モデルです。

私たちは、人が成長する順番を五つの段階に整理しています。

「知る」

「分かる」

「行う」

「出来る」

「分かち合う」

未経験者へ最初から難しい施工を任せることはありません。

まずは会社の理念や安全ルール、工具や材料を「知る」ことから始めます。

次に、「なぜその作業を行うのか」「なぜ安全ルールがあるのか」を理解します。

そして現場で実践し、繰り返し経験することで「出来る」へ変わっていきます。

最後には、自分が学んだことを仲間へ分かち合える人材を目指します。

ここまでが、メンバーグレードの成長です。

私は、この順番がとても大切だと思っています。

実際、未経験者が苦労するのは技術だけではありません。

施工品質の考え方。

安全に対する姿勢。

お客様との接し方。

チームワーク。

こうした「仕事への考え方」を身につけることも重要です。

以前、塗装業から転職してきた社員がいました。

最初は施工品質の基準に苦労し、何度も指摘を受けました。

失敗もありました。

改善も繰り返しました。

しかし、その積み重ねによって成長し、現在では現場の安全責任を担う立場として活躍しています。

本人も「まだ成長途中です」と話します。

私は、その言葉がとても好きです。

完成した人はいません。

成長を止めない人がいるだけです。

今年六月には、半期に一度の評価査定を実施しました。

その結果、約九割の社員が昇格・昇給となりました。

評価したのは、経験年数ではありません。

「実行」です。

知識を身につけたか。

ではなく、

現場で安全を実践できているか。

品質を守れているか。

仲間を支えられているか。

お客様の立場で考えられているか。

そうした日々の行動を評価しています。

その結果、若手社員の成長スピードも大きく変わりました。

最近では、遠方からの応募も増えてきています。

社宅についてお問い合わせいただくこともあります。

私は、それをとても嬉しく思っています。

もちろん、社宅があることも理由の一つかもしれません。

しかし、それ以上に「環境を変えてでも、この会社で成長したい」と思ってくださる方がいることに、大きな責任を感じています。

その期待に応えられる会社であり続けたい。

だから私たちは教育への投資を惜しみません。

今年度からは、埼玉県の支援制度も活用しながら、リーダーシップ研修や管理職研修、コミュニケーションやマネジメントを学ぶ研修にも取り組みます。

技術だけでは、人は育ちません。

人との関わり方。

信頼関係の築き方。

仲間の成長を支える力。

そうした力も身につけることで、本当の意味で価値ある人材へ成長できると考えています。

そして私は、これから女性職人にも積極的に挑戦していただきたいと思っています。

建設業は男性の仕事。

そんなイメージを変えたい。

女性だから気づけることがあります。

女性だから発揮できる価値があります。

そして、女性が安心して働ける会社は、男性にとっても働きやすい会社です。

教育が整っている。

安全文化が根付いている。

お互いを尊重し合える。

そんな環境は、性別に関係なく、すべての人にとって働きやすい環境になります。

私たちが目指しているのは、経験者だけが活躍する会社ではありません。

「成長したい。」

その想いを持った人が、安心して挑戦できる会社です。

建設業は、人が生活していく上で欠かせない社会インフラを支える仕事です。

だからこそ、技術だけでなく、人も育てる会社でありたい。

その想いは、これからも変わることはありません。

人が育てば、組織は変わる。

組織が変われば、お客様へ届けられる価値が変わる。

その価値が、建設業の未来を変えていく。

私たちアクトは、人づくりを通じて社会へ価値を届け続けます。

なぜアクトは「できる人」よりも「成長し続ける人」を評 価するのか

代表の佐々木です。

建設業では技術力が重視されると思われがちですが、アクトが評価しているのは「成長し続ける姿勢」です。
今回はACT人材開発モデルが生まれた背景と、未経験からでも着実に成長できる仕組みについて、実体験を交えながらお伝えします。

「仕事ができる人を評価する。」

これは、多くの会社で当たり前の考え方かもしれません。

もちろん、技術力は大切です。

私たちも通信工事や電気工事という、高い専門性が求められる仕事をしています。

施工品質が低ければ、お客様から信頼をいただくことはできません。

安全を軽視すれば、大きな事故につながる可能性もあります。

だからこそ、技術は磨かなければなりません。

しかし、私が経営者になってから何百という現場を見てきて感じたことがあります。

それは、

「技術が高い人」と「組織に良い影響を与える人」は、必ずしも同じではないということです。

どれだけ施工が上手でも、安全ルールを守らなければ仲間を危険にさらしてしまいます。

どれだけ知識が豊富でも、後輩へ伝えようとしなければ組織全体の技術は向上しません。

どれだけ仕事が早くても、お客様の立場を考えられなければ、本当に価値のある仕事とは言えません。

私は、こうした経験を通して一つの考えにたどり着きました。

「技術だけを評価する会社にはしたくない。」

だからアクトでは、人がどのように成長していくのかを仕組みとして整理しました。

それがACT人材開発モデルです。

ACT人材開発モデルは、人を評価するためではなく、人を育てるために作った仕組みです。

メンバーグレードでは五段階の成長テーマを設けています。

「知る」

「分かる」

「行う」

「出来る」

「分かち合う」

この順番を見ていただくと分かるように、最初から「できる」を目指しているわけではありません。

まずは知ること。

次に理解すること。

そして実際に行動すること。

行動を繰り返すことで、安定してできるようになること。

最後に、自分が身につけた技術や考え方を仲間へ分かち合えるようになること。

私は、この最後の「分かち合う」がとても重要だと考えています。

建設業は、一人では成り立ちません。

通信工事も電気工事も、一つの現場には多くの人が関わります。

現場責任者。

作業員。

協力会社。

お客様。

それぞれが役割を果たし、一つの現場を完成させます。

だから、自分だけ成長しても組織は強くなりません。

仲間を支えられる人が増えて初めて、組織は成長します。

実際、今年六月に半期に一度の評価査定を実施しました。

約九割の社員が昇格・昇給となりました。

私は、この結果を見て改めて感じました。

社員は成長したがっている。

そのためには、「次に何を目指せばいいのか」が明確であることが大切なのです。

以前のアクトは、育成に悩んでいました。

教える人によって教え方が違う。

成長の基準も曖昧。

評価も感覚に頼る部分がありました。

その状態では、社員も不安になります。

「自分は何を頑張れば評価されるのだろう。」

そう考えるのは当然です。

だから私たちは、技術習得チェックリストを作りました。

できることを一つずつ見える化しました。

半年ごとの目標も明確にしました。

評価も、その基準に沿って行います。

すると、社員の行動が変わり始めました。

「次はこの技術を身につけます。」

「この項目をクリアできるように頑張ります。」

そんな前向きな言葉が自然と増えていきました。

私は、これこそが育成の本来の姿だと思っています。

人は、ゴールが見えると挑戦できます。

努力する方向が分かると、行動が変わります。

そして、その積み重ねが自信になります。

だからアクトでは、「できる人」よりも「成長し続ける人」を評価しています。

完成した人はいません。

私自身も、まだ成長の途中です。

経営者になってからも、多くの失敗を経験しました。

人身事故。

経営の苦しさ。

信頼していた人との別れ。

そのたびに、自分自身へ原因を求め、改善を続けてきました。

だからこそ思います。

成長とは、失敗しないことではありません。

失敗から学び、次に生かすことです。

現状維持は、私たちの目標ではありません。

昨日より今日。

今日より明日。

一歩でも前へ進むこと。

それが個人の成長につながり、組織の成長につながります。

そして、その成長がお客様への価値となり、社会への貢献につながっていく。

私はこれからもACT人材開発モデルを磨き続けます。

人を評価するためではなく、人が成長し続けられる環境をつくるために。

技術だけではなく、人としても成長できる会社を目指して、これからも挑戦を続けていきます。