NEWS/BLOG

日別アーカイブ: 2026年6月8日

技術があるだけでは評価されない。通信工事・電気工事の 現場で本当に必要な「段取り力」とは

「技術を覚えれば一人前になれる」

建設業界や電気工事業界に対して、そのようなイメージを持っている方は少なくないと思います。

もちろん技術は重要です。

光ケーブル接続。

基地局工事。

電気工事。

高圧設備工事。

配管施工。

どれも専門知識と経験が必要になります。

しかし実際に現場で活躍している人を見ると、技術力だけでは説明できない共通点があります。

それは、

「段取り力」

です。

私は長年、通信工事や電気工事の現場に携わってきましたが、現場が上手くいくかどうかは作業開始前にある程度決まっていると思っています。

現場で起きる問題の多くは、その場で突然発生するわけではありません。

準備不足。

確認不足。

情報共有不足。

そうした原因が、現場で現象として表面化しているだけです。

だからこそ、私たちは現場に入る前の段取りを非常に大切にしています。

例えば基地局工事。

高所作業があります。

重量物もあります。

現用設備もあります。

万が一にも通信を停止させることはできません。

つまり、

「なんとかなるだろう」

では通用しない世界です。

どの手順で進めるのか。

どこに危険があるのか。

必要な資材は揃っているのか。

役割分担は明確か。

安全対策は十分か。

そうしたことを事前に確認していきます。

実際、成長している社員は会話が変わってきます。

入社したばかりの頃は、

「何をやればいいですか?」

という質問が多い。

しかし成長すると、

「あの資材は準備しましたか?」

「この手順で問題ないですか?」

「危険ポイントはここですよね?」

という会話が増えてきます。

つまり、自分の作業だけではなく現場全体を見るようになるのです。

私はこれが成長だと思っています。

アクトでは技術習得チェックリストを整備しています。

メンバークラスだけでも5段階の成長テーマがあります。

なぜそこまで細かくしているのか。

理由はシンプルです。

人はゴールが見えないと不安になるからです。

特に未経験者は、

工具の名前も分からない。

部材の種類も分からない。

現場ルールも分からない。

そんな状態からスタートします。

だからこそ、

今何を覚えるべきか。

次に何を目指すべきか。

何ができれば成長なのか。

それを明確にしています。

実際に新人が最初に覚えることは難しい技術ではありません。

まずは安全です。

高所エリアのルール。

脚立ルール。

玉掛ルール。

ここを徹底します。

どんなに技術が高くても、安全を守れなければ意味がありません。

私たちは安全を単なるルールだとは考えていません。

安全は価値です。

仲間を守る。

家族を守る。

お客様を守る。

会社を守る。

その全てにつながっています。

だから安全を最優先に考えます。

そして技術は、その上に積み上げていきます。

アクトで身につく技術は多岐にわたります。

電気工事。

基地局工事。

光ケーブル接続。

配管施工。

あと施工アンカー施工。

高圧工事。

しかし私は、それ以上に大切な技術があると思っています。

それが、

チームワークです。

そして、

マネジメントです。

現場は一人で完成させるものではありません。

複数人で協力しながら進めていきます。

だからこそ、人の力を借りる能力が重要になります。

私は作業責任者に求める能力として、技術力だけを見ていません。

むしろ、

仲間の力を引き出せるか。

相談できるか。

協力できるか。

そういった部分を重視しています。

実際、ペンキ屋から転職してきた社員がいます。

入社当初は施工品質の基準を理解することに苦労していました。

様々な指摘も受けました。

失敗もありました。

しかし改善を繰り返しながら成長していきました。

そして現在は安全責任者として活躍しています。

もちろん本人も、

「まだ成長途中」

だと思っているでしょう。

しかし私は、その姿勢こそが成長する人の共通点だと思っています。

現状維持で満足しない。

学び続ける。

改善し続ける。

それができる人は必ず成長します。

逆に成長が止まる人には共通点があります。

ネガティブな発言が増える。

現状に満足する。

挑戦を避ける。

そうした行動が少しずつ差を生んでいきます。

私はよく、

現状維持は衰退

という話をします。

これは個人も組織も同じです。

昨日より少し良くなる。

昨日より少し学ぶ。

昨日より少し実行する。

その積み重ねが成長になります。

通信工事や電気工事は、社会インフラを支える仕事です。

完成した設備を見ると達成感があります。

電波発射完了。

送電完了。

無事に完工。

その瞬間、現場の空気は一気に明るくなります。

しかし、その結果は偶然ではありません。

準備という原因があるからです。

段取りという原因があるからです。

仲間との連携という原因があるからです。

だから私は、

技術力の前に段取り力。

段取り力の前に責任感。

責任感の前に人間性。

それが本当に強い現場を作ると考えています。

これからもアクトは、

技術だけではなく、

人として成長できる組織づくりを続けていきます。

そして、安全で品質の高いインフラ工事を通じて、社会に価値を提供していきます。