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未経験者から最も評価されたのは給与ではなく「研修制度 」でした。私が現場に出る前の教育を大切にする理由

代表の佐々木です。

「現場に出る前に研修があるんですね。それは安心しました。」
実際の面接で求職者の方からいただいた言葉です。

正直、私は少し驚きました。

建設業界や通信工事業界では、

給与

休日

福利厚生

そういった部分が注目されると思っていたからです。

しかし実際には、

「いきなり現場に出されないこと」

に安心感を持つ方が少なくありませんでした。

そして私は、その言葉を聞いた時に昔の自分を思い出しました。

私は中卒です。

若い頃は決して真面目な人間ではありませんでした。

働く場所も特に決まっておらず、なんとなくの流れで建設業界に入りました。

当時は今のような教育制度もありません。

研修もありません。

評価制度もありません。

何を覚えれば良いのかもわかりません。

先輩の背中を見て覚える。

怒られながら覚える。

失敗しながら覚える。

それが当たり前の時代でした。

もちろん、その環境で育ったからこそ学べたこともあります。

現場の厳しさ。

責任感。

仕事に対する覚悟。

そういったものは身につきました。

しかし同時に、

「もっと成長しやすい環境があったのではないか」

とも思っています。

何を覚えれば良いのかわからない。

何が正解なのかわからない。

なぜ怒られているのかわからない。

そうした状態では、人は不安になります。

そして不安は成長の妨げになります。

だから私は会社を経営する立場になった時、

育成の仕組みを作ろうと考えました。

見て覚えろ。

気合いで覚えろ。

そういう文化ではなく、

何を学ぶべきかが分かる環境です。

アクトには技術習得のチェックリストがあります。

成長テーマがあります。

人事考課制度があります。

それぞれに意味があります。

例えば未経験者が入社した場合。

最初から光ケーブル接続を任せることはありません。

最初から高所作業を任せることもありません。

まず学ぶのは安全です。

高所エリアのルール。

脚立のルール。

玉掛けのルール。

安全具の使い方。

現場の基本的な考え方。

なぜここから始めるのか。

理由は単純です。

どれだけ技術が高くても、安全を守れなければ意味がないからです。

私たちは安全を単なるルールだとは考えていません。

価値だと思っています。

仲間を守る。

家族を守る。

お客様を守る。

会社を守る。

その全てにつながっています。

だから安全を最優先に学びます。

その後、

工具を覚える。

部材を覚える。

作業手順を覚える。

少しずつ現場を理解していきます。

面白いのは、多くの未経験者が同じことを言うことです。

「工具の名前が難しい」

「部材の種類が多い」

確かにその通りです。

私も最初はそうでした。

しかし実際には、多くの人が1か月ほどで慣れていきます。

毎日使うからです。

毎日触るからです。

そして少しずつ、

専門用語が自然と会話に出てくるようになります。

これを準備しておきました。

あの資材は大丈夫です。

この手順で進めましょう。

そうした会話が増えてきます。

私はその瞬間を成長だと思っています。

技術とは知識ではありません。

実行です。

実際に行動できることです。

だからアクトの評価制度も、

知っているかではなく、

できるかを重視しています。

実行できるか。

継続できるか。

安全を守れるか。

仲間と協力できるか。

そこを見ています。

実際、異業種から転職してきた社員もいます。

入社当初は施工品質の基準に苦労していました。

何度も指摘を受けました。

失敗もありました。

しかし改善を続けました。

そして現在は安全責任者として活躍しています。

もちろん本人もまだ成長途中です。

しかし重要なのはそこです。

成長している人は、

完成している人ではありません。

成長し続けている人です。

私はそれが本当の成長だと思っています。