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日別アーカイブ: 2026年8月10日

工事が終われば「高品質」ではない。私たちが考える本当 の施工品質とは?

代表の佐々木です。

電気工事・通信工事における「品質」とは何でしょうか。施工基準を満たすことは当然ですが、アクトではそれだけを高品質とは考えていません。
今回は安全、施工、説明、対応、そしてお客様の期待を超えることまで含めた、私たちの品質に対する考え方をお伝えします。

「品質の高い工事とは、どんな工事でしょうか?」

最近、私はこのことをよく考えています。

図面どおり施工されている。

施工基準を満たしている。

測定結果に問題がない。

設備が正常に動いている。

もちろん、すべて重要です。

私たちのような電気工事・通信工事を行う会社にとって、決められた基準を守ることは大前提です。

しかし私は、それだけで「品質の高い仕事」と呼んでいいのだろうかと思っています。

アクトが考える品質は、もう少し先にあります。

お客様に喜んでもらえる現象をつくること。

そして、

お客様の期待を超えること。

私は、そこまでできて初めて、本当の意味で質の高いサービスに近づけると考えています。

なぜ「施工できた」だけでは足りないのか

例えば、電気設備の工事を依頼したお客様がいたとします。

工事は予定どおり完了しました。

設備も問題なく動いています。

技術的には合格です。

しかし、

説明がほとんどなかった。

質問しても専門用語ばかりで分かりにくかった。

現場が整理されていなかった。

連絡が遅かった。

こんな状態だったら、お客様はどう感じるでしょうか。

おそらく、

「工事は終わったけれど、次もこの会社へお願いしたい。」

とはなかなか思えないでしょう。

逆に、

工事前に分かりやすく説明してくれた。

作業中も周囲へ配慮してくれた。

気になることがあればすぐ相談してくれた。

工事後も丁寧に説明してくれた。

そして現場もきれいな状態で引き渡された。

同じ設備が完成していても、お客様が受け取る価値は大きく違います。

私は、この違いまで含めて「品質」だと思っています。

品質は最後の検査でつくられるものではない

品質という言葉を聞くと、完成後の検査をイメージする方もいるかもしれません。

しかし、私たちの仕事では、最後だけ確認しても十分ではありません。

品質は、現場へ入る前から始まっています。

事前確認。

施工方法の検討。

必要資材の準備。

危険工程の確認。

関係者との打ち合わせ。

そして現場に入ってからの施工、確認、報告。

一つひとつの積み重ねが、最後の品質になります。

これは安全も同じです。

最近、アクトでは安全面について評価していただける機会が増えてきました。

これは非常に嬉しいことです。

しかし、安全で評価されたからといって、「もう大丈夫」とは考えていません。

むしろ、次に何を高めるべきなのか。

私たちが現在向き合っている一つが、品質です。

安全と品質。

どちらかを選ぶものではありません。

安全に施工し、なおかつ質の高いものをお客様へ届ける。

これがプロとして目指すべき状態だと思っています。

品質を上げるには「指摘」で終わらせない

現場では、当然うまくいかないこともあります。

私たちも完璧ではありません。

指摘を受けることもあります。

施工上の課題が見つかることもあります。

大切なのは、そのときにどう考えるかです。

私は社員に対して、

「次から気をつけます。」

だけでは終わらせないようにしています。

もちろん反省は必要です。

しかし、「気をつける」だけでは具体的な改善になりません。

なぜ起きたのか。

原因は何だったのか。

そして、

次に自分たちは何を実行するのか。

ここまで考えることが重要です。

例えば確認不足が原因なら、

確認項目を増やすのか。

ダブルチェックするのか。

事前確認のタイミングを変えるのか。

具体的に「実行できること」まで決めます。

私はここを非常に重視しています。

「改善します」という言葉だけでは品質は変わらない

これは私自身の人に対する評価基準にもつながっています。

「やります。」

「改善します。」

「達成します。」

言葉にすること自体は悪いことではありません。

しかし、私は言葉だけでは評価しません。

行動が伴わなければ、まだ何も変わっていないからです。

言葉だけなら、まだ音に過ぎない。

私はそう考えています。

実際に確認方法を変えた。

準備の方法を変えた。

仲間への声掛けを増やした。

施工方法について事前に相談した。

そこまで行動が変わって、初めて改善が始まります。

だからアクトの評価でも、「知っているか」だけではなく「実行できているか」を大切にしています。

品質について知っている人ではなく、

品質を高める行動ができる人。

そんな人材を増やしていきたいと思っています。

相談の「回数」ではなく「質」も高めたい

もう一つ、今後さらに伸ばしたいと考えているのが、現場から上がってくる相談の質です。

現場では予想していなかったことが起こります。

そのとき、

「どうすればいいですか?」

だけで相談する段階もあります。

新人であれば、それで構いません。

まず相談できること自体が重要だからです。

しかし、経験を積んでいけば、

「こういう事象が発生しています。」

「原因としてここが考えられます。」

「私はこう対応するのが良いと思います。」

「この方法で進めてもよいでしょうか。」

というところまで考えられるようになってほしい。

そして最終的には、会社としての判断基準を理解したうえで、自分自身で適切に判断できる人材へ成長してほしいと思っています。

何でも社長へ聞かなければ進まない会社では、組織として強くなれません。

私が持っている判断基準をリーダーや社員と共有する。

そして、少しずつ判断を任せていく。

私はこれも人材育成の重要な役割だと考えています。

では、アクトの判断基準とは何なのか

突き詰めると、とてもシンプルです。

「その判断は、お客様へ価値を届けることにつながっているか。」

そして、もう一つ。

「関わる人すべてにとって、長期的に正しい判断なのか。」

目先だけを見れば、早く終わらせた方が得なこともあるでしょう。

確認を一つ省略した方が楽なこともあります。

短期的な利益だけを考えれば、別の判断になることもあるかもしれません。

しかし、それがお客様にとって長期的に正しいのか。

社員にとって正しいのか。

元請会社や協力会社にとって正しいのか。

会社にとって正しいのか。

私は、この視点を大切にしています。

だからこそ、効率だけを追いかけて品質を落とすことはしたくありません。

反対に、必要以上のことを行ってお客様へ過剰な負担を求めることも違います。

その状況で何が最善なのか。

プロとして考え、説明し、実行する。

それが私たちの仕事です。

品質の先にあるものは「信頼」

これまで仕事をしてきた中で、お客様から、

「丁寧に対応してくれてありがとう。」

と言っていただけることがあります。

私は、この言葉がとても嬉しいです。

なぜなら、完成した設備だけではなく、そこへ至るまでの私たちの仕事を評価していただいた言葉だと思うからです。

工事会社として、技術を磨くのは当然です。

安全を守るのも当然です。

そのうえで、

説明が分かりやすい。

相談しやすい。

対応が丁寧。

現場がきれい。

最後まで責任を持って対応してくれる。

そうした一つひとつを積み重ね、

「アクトに相談して良かった。」

と思っていただく。

私は、それが私たちの目指す品質です。

品質向上に終わりはない

最近、メンバークラスの成長がはっきり見えるようになってきました。

安全への意識も高まっています。

組織として前進していることを実感しています。

だからこそ、次の課題から目をそらしたくありません。

今、さらに高めていきたいのが品質です。

安全について評価されている。

だから次は品質。

品質が上がったら、その次へ。

会社に完成はありません。

人にも完成はありません。

課題が見つかることは、悪いことではないと思っています。

むしろ、

「次にどこを良くすればいいのかが分かった。」

と考える。

そして、実行できることを決める。

実際に行動する。

結果を確認する。

また改善する。

この繰り返しが、会社を強くしていくのだと思います。

私たちが届けたいもの

私たちは、電気工事や通信工事という「工事」だけを売っているわけではありません。

その先にある、

安心。

安全。

使いやすさ。

そして、

「お願いして良かった。」

というお客様の気持ちまで含めて届けたい。

だから私は、品質を単なる施工精度だけでは考えません。

品質とは、お客様に喜んでもらえる現象をつくること。

そして、

期待を超えること。

まだ私たちにも改善すべきところがあります。

だからこそ、これからも一つずつ向き合い、言葉だけではなく行動で変えていきます。

すべての人に対して、長期的に正しいことを選ぶ。

その判断を積み重ねながら、お客様へより大きな価値を届けられる組織へ。

私たちアクトは、これからも成長を続けます。