代表のささきです。
建設業は経験者しか活躍できないと思っていませんか?アクトでは飲食業や製薬会社、プログラマーなど異業種から転職した社員が活躍しています。
本ブログではACT人材開発モデルを通じて、経験よりも「成長する力」を重視する理由を経営者の視点からお伝えします。
採用面接で、私が必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。
「未経験でも本当に大丈夫ですか?」
私はその質問をいただくたびに、少しうれしい気持ちになります。
なぜなら、その質問の裏側には、
「挑戦してみたい。」
という前向きな気持ちがあるからです。
もちろん、不安もあるでしょう。
建設業は専門性が高い仕事です。
電気工事。
通信工事。
基地局工事。
高所作業。
現場では専門用語が飛び交い、初めて見る工具や材料も数多くあります。
未経験の方が不安になるのは当然です。
だから私は、面接では「大丈夫ですよ」と簡単には言いません。
その代わり、こうお伝えしています。
「未経験だから大丈夫なのではありません。成長できる環境があるから大丈夫なんです。」
これは私たちが大切にしている考え方です。
実際、アクトにはさまざまな業界から転職してきた社員がいます。
飲食店。
製薬会社。
インフルエンサー広告代理店。
プログラマー。
映像制作。
塗装業。
溶接工。
一見すると、建設業とはまったく関係のない仕事ばかりです。
しかし、今では現場で活躍している社員も少なくありません。
もし「経験」がすべてなら、このような成長は実現できなかったと思います。
では、何が違ったのでしょうか。
私は、その答えは「経験」ではなく「成長する力」にあると考えています。
もちろん、経験は大きな財産です。
経験があるからこそ早く覚えられることもあります。
しかし、経験だけで成長が止まってしまえば、それ以上の価値は生まれません。
一方で、未経験でも素直に学び、実践し、改善を続ける人は驚くほど成長します。
私はこれまで、その姿を何度も見てきました。
だからアクトでは、「何年経験したか」よりも、「どれだけ成長したか」を大切にしています。
その考え方を形にしたのがACT人材開発モデルです。
私たちはメンバーグレードを五段階に分けています。
「知る」
「分かる」
「行う」
「出来る」
「分かち合う」
この順番には理由があります。
最初から完璧を求めることはありません。
まずは知ること。
そして理解すること。
理解したことを実際に行うこと。
繰り返し実践し、安定してできるようになること。
最後に、自分が学んだことを仲間へ分かち合えるようになること。
私は、この最後の段階がとても大切だと思っています。
建設業は、一人で完結する仕事ではありません。
現場では仲間との連携が欠かせません。
だから、自分だけ成長するのではなく、周囲も成長できるよう支える力が必要です。
実際、今年六月に半期評価を実施しました。
技術習得チェックリストを確認しながら、一人ひとりの成長を評価しました。
その結果、多くの社員が昇格・昇給しました。
私が特に印象に残っているのは、評価シートの数字ではありません。
社員一人ひとりが、「次はこれを覚えます」「この技術を身につけたいです」と、自分から目標を話してくれたことです。
以前は、「何を目指せばいいのか分からない」という声もありました。
しかし、今では目標が明確になり、自分から挑戦する社員が増えています。
私は、この変化こそがACT人材開発モデルの価値だと思っています。
また、未経験者が安心して挑戦できる環境づくりも大切にしています。
現場へ出る前には研修を行い、安全ルールや工具の使い方、会社の考え方を学びます。
「いきなり現場へ行って覚えてきて。」
そのような育成はしていません。
以前、面接へ来られた方から、
「研修制度があると聞いて安心しました。」
という言葉をいただきました。
私は、その言葉が今でも印象に残っています。
未経験者にとって、「安心して挑戦できる環境」があることは、大きな価値なのだと改めて感じました。
さらに今年度からは、社外研修にも積極的に取り組みます。
リーダーシップ。
マネジメント。
人との関わり方。
現場技術だけでは学びきれないことも積極的に吸収し、人としても成長できる環境を整えていきます。
技術だけを磨く会社ではなく、人として成長できる会社。
それが私たちの目指す姿です。
私は、これから女性にも積極的に建設業へ挑戦していただきたいと思っています。
建設業は男性の仕事。
そんな固定観念を変えていきたい。
女性だから気づける視点があります。
女性だから発揮できる価値があります。
そして、女性が安心して働ける環境は、男性にとっても働きやすい環境になります。
教育が充実していること。
安全を大切にする文化があること。
互いを尊重し合えること。
こうした環境は、性別や経験に関係なく、すべての人が安心して働ける会社につながります。
私たちが採用で見ているのは、「経験」ではありません。
「これから成長したい」という想いです。
経験は、入社してから積み重ねることができます。
しかし、成長したいという気持ちは、誰かが与えられるものではありません。
だから私たちは、その想いを持った人を本気で応援したいと思っています。
人が育てば、組織は変わる。
組織が変われば、お客様へ届けられる価値が変わる。
その価値が、建設業の未来を変えていく。
私たちアクトは、人づくりを通じて社会へ価値を届け続けます。