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「点検」と「交換」。
この2つの言葉は似ていますが、電気設備においては意味も目的もまったく異なります。
株式会社アクトでは、“交換の前にできること”を正確に判断することを大切にしています。
■ 点検とは“現状を知る”こと
キュービクル(高圧受電設備)を安全に運用するには、
年1回以上の法定点検が義務づけられています。
点検では、主に以下の項目を確認します。
絶縁抵抗値の測定
トランスや遮断器の異音・異臭チェック
配線・端子部の劣化状態
清掃・防虫処理
点検の目的は、“設備が安全に動作しているか”を把握し、
小さな異常を早期に見つけることです。
まだ使える設備を無駄に交換しないための第一歩でもあります。
■ 交換とは“リスクを取り除く”こと
一方で、劣化や不具合が確認された場合には、
部品単位、または設備全体の**交換(更新)**が必要になります。
特に以下の症状が見られる場合は注意が必要です。
動作時の異音・焦げ臭
絶縁抵抗値の低下
外装の錆や腐食
設備稼働から20年以上経過
これらを放置すると、漏電・停電・火災リスクが高まります。
「交換=費用」と考えがちですが、事故を防ぐための投資と捉えることが大切です。
■ 点検と交換をバランス良く行うことで、設備寿命を延ばす
定期点検で異常を早期発見し、必要な部分だけ交換する。
これが、最もコストを抑えつつ安全を守る方法です。
アクトでは、点検記録をもとに
「あと何年使えるか」「どの部品が先に劣化しているか」を
数値と写真で丁寧に報告します。
その上で、“今すぐ必要な対応”と“将来的に検討すべき対応”を分けてご提案します。
■ 地域に根ざした誠実な対応
株式会社アクトは、埼玉県川口市を拠点に、
キュービクルや分電盤などの高圧受電設備管理を一貫して対応しています。
地元のお客様から「説明がわかりやすい」「対応が丁寧」といった声を多くいただいています。
“点検は安心への第一歩、交換は未来への備え”。
どちらも欠かせない大切な取り組みです。
電気設備のことで少しでも気になる点があれば、
ちょっとしたご相談からでも、ぜひお気軽にお問い合わせください。