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冬の寒さが厳しくなると、現場では「設備の調子が悪い」「ブレーカーが落ちやすい」といった相談が増えてきます。
特に北海道などの寒冷地では、キュービクル(高圧受電設備)や分電盤の凍結・結露が原因でトラブルが発生するケースが多くあります。
電気設備は、温度や湿度の変化にとても敏感です。
屋外に設置されたキュービクルは、外気温との差によって内部に結露が生じ、
その水分が絶縁不良やショート、機器の故障を引き起こすことがあります。
見た目には問題がなくても、内部の湿気が電気系統に悪影響を及ぼしていることも少なくありません。
このようなトラブルを防ぐためには、季節ごとの点検が欠かせません。
特に冬場は、ヒーター付きキュービクルの導入や、結露防止装置の設置が効果的です。
また、気温の低下によるケーブルの硬化や、ブレーカー接点の動作不良なども見逃せないポイントです。
弊社、株式会社アクトでは、こうした寒冷地向けの電気設備点検・更新工事を数多く手がけています。
点検時には、温度・湿度・通電状態を細かく確認し、最も効果的な保守方法を提案します。
単に交換を勧めるのではなく、「今後5年、10年安心して使える状態」に整えることを重視しています。
また、停電リスク対策としては、非常用電源(自家発電機)やUPSの導入も重要です。
万一の停電時にも電力を確保できるよう、あらかじめ設計段階から備えておくことが、
業務の継続性を守る大きなポイントになります。
寒冷地で得られる知見は、実は埼玉や関東の冬にも役立ちます。
たとえば、夜間の冷え込みが強い地域では、電気設備内の結露が意外と多く見られます。
点検の目的は「壊れてから直す」ではなく、壊れる前に防ぐこと。
それが、お客様の安心と安全を守る第一歩です。
株式会社アクトは、“電気のかかりつけ医”として、
全国どこでも誠実に、そして確実に、現場の安心を支えてまいります。
小さな気づきやご相談からでも、お気軽にお問い合わせください。